顧客の声が成功の鍵!岡山発ベンチャー「次の灯」がAmazonベストセラーに導いた『SUSU-GOROSHI』の自社完結ビジネスモデルとは?

地方発ベンチャーがAmazonベストセラーへ!『SUSU-GOROSHI』の快進撃✨

岡山県岡山市に本社を置く環境ベンチャー、次の灯株式会社が手掛けるディーゼル車向け燃料添加剤『SUSU-GOROSHI(ススゴロシ)』の「煤殺し極」シリーズが、2026年4月19日にAmazon「自動車用ディーゼル添加剤」カテゴリーで堂々のベストセラーを獲得しました!🏆

SUSU-GOROSHI Amazonディーゼル添加剤ランキング第1位

この快挙は、単なる偶然ではありません。顧客の声を製品改良に直接活かす開発体制、Amazon内外を統合した緻密な広告設計、そして製造を除くバリューチェーン全体を自社で手掛ける独自の事業構造が、見事に機能した結果と言えるでしょう。

従来の製造業モデルとの決別:『次の灯』の自社完結モデル💡

日本の製造業は長年、高度な分業体制を築き、各工程の効率化と品質向上を実現してきました。しかし、この構造には、現場の課題が製品企画に届きにくい、エンドユーザーの声がメーカーに直接届かないといった課題も存在します。とくに、環境変化への迅速な適応が求められる現代において、情報伝達の遅延や変質は大きなボトルネックとなり得ます。

次の灯株式会社は、この「分業の常識」に一石を投じ、顧客の声を製品と広告に直接還流させる自社完結モデルを構築しました。その構造は以下の通りです。

Amazonベストセラー受賞SUSUGOROSHI

比較項目 従来の製造業モデル 次の灯モデル
課題の発見 市場調査を外部委託 DPF再生事業・SNSレビューから直接収集
製品企画・改良 開発部門が設計 口コミ・レビューを起点に自社チームが設計
販売チャネル 商社・代理店・量販店経由 Amazon・楽天・自社EC直販
広告・マーケティング 広告代理店に外部委託 Amazon広告キャンペーン・外部広告・SNSを自社設計
ユーザーの声の収集 アンケート・CS部門 SNSコメント・ECレビューを直接参照
製品改善サイクル 年単位の開発周期 収集した声を随時製品・広告に反映

このモデルの強みは、同社のコア事業であるDPF洗浄・リビルト事業を通じて、現場の「煤の堆積」という根本課題を製品開発以前から熟知していた点にあります。現場を知っていたからこそ、真に必要とされる製品を設計できたのです。

顧客の「不満」が製品を二度進化させたストーリー🗣️

ベストセラー獲得の最大の勝因は、マーケティング施策だけではありません。顧客からの「ネガティブな口コミ」を真摯に受け止め、製品改良に活かしたプロセスにあります。

  1. 「極300」の開発:大型トラック向けの「極500」と小型・乗用車向けの「極200」に加え、中型トラックユーザーから「極500を分けて使うのは手間だ」という声が寄せられました。この声に応え、中型トラックに最適な「極300」を2025年6月に発売し、利便性を向上させました。
  2. 缶形状の変更:「燃料口に入れにくい」という複数の口コミを受け、同社は缶を細長い形状にアップデート。使用時のストレスを解消しました。

これらの改良は、外部の市場調査会社を介さず、自社ECのレビューやSNSコメントを直接参照することで迅速に実現されました。顧客の生の声が、製品の進化に直結している好例と言えるでしょう。

Amazonベストセラーが示す「市場からの客観的評価」📊

Amazonの「ベストセラー」バッジは、販売数、販売額、レビュー評価、購買継続率などを総合的に反映したリアルタイムランキングの首位に与えられます。これは単なる過去の実績ではなく、「現時点での選ばれやすさ」を示す指標であり、継続して選ばれ続けなければ維持できません。

「自動車用ディーゼル添加剤」カテゴリーには、数多くの国内外メーカーが競合しています。その中で、岡山を拠点とする環境ベンチャーがカテゴリ首位を獲得したことは、製品力、マーケティング設計、そして顧客改善サイクルが同時に機能していることを、中立的な第三者プラットフォームが客観的に評価した証拠です。

Amazon内外を統合した三層の露出戦略🚀

製品改良と並行して、次の灯株式会社はAmazonを「販売プラットフォーム」としてだけでなく、「商品検索エンジン」と捉え、広告戦略を刷新しました。

エンジンが重い… SUSU-GOROSHI は、 普通じゃない。

  1. Amazon内広告:検索結果に表示されるSP広告(スポンサープロダクト広告)に加え、閲覧履歴や興味関心に基づくSD広告(スポンサーディスプレイ広告)を導入し、露出機会を大幅に増加させました。
  2. Amazon外広告:Meta広告やGoogle広告を活用して外部からの流入を促し、「煤殺し」ブランドの認知度を拡大しました。
  3. SNSマーケティング:影響力のあるインフルエンサーとのコラボレーションにより幅広い認知を獲得し、一般視聴者向けモニター企画で「等身大のリアルな声」を発信。潜在層への認知とAmazon内での購買転換を同時に設計する三層構造が、ベストセラー獲得に繋がりました。

インフルエンサーコラボ施策

地方発ブランドが示す、新たな流通経路とGXへの貢献🌍

次の灯株式会社が実証した自社完結モデルは、地方の中小企業やベンチャーが全国市場でブランドを確立するための、商社・広告代理店・量販店バイヤーに依存しない新たな選択肢を示しています。

岡山を拠点としながら、AmazonプラットフォームとSNS・外部広告の自社設計によって全国流通を実現したこの構造は、「地域企業の自律的成長」を目指す地方創生2.0の具体例として注目されます。また、政府が推進するGX(グリーントランスフォーメーション)政策やサーキュラーエコノミー(循環経済)の実現にも貢献する実践的なモデルとして、その意義は大きいと言えるでしょう。

会社概要

次の灯 株式会社は、自動車部品リサイクルや環境関連技術開発を手掛ける環境ベンチャーです。

次の灯 TSUGINO HI ロゴ

  • 会社名:次の灯 株式会社(Tsuginohi Co.,Ltd.)

  • 所在地:岡山県岡山市北区本町6-36 第一セントラルビル1号館3F(本社)

  • 代表取締役:黒川 聖馬

  • 設立年月日:2018年7月2日

  • 事業内容:自動車部品リサイクル・環境関連技術開発

  • ブランドステートメント:「めぐる、つなぐ、地球にイイコト」

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