調査結果の要点 💡
今回の調査から導き出された主要なポイントは以下の3点です。
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AIOが表示されるかどうかは、業種よりも「どんな聞かれ方をしているか」に強く左右されている。
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特に「○○とは」のように明確な答えを求める検索では、AIOが表示されやすい傾向が見られた。
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AIO対策では、すべてのキーワードを一律に見るのではなく、「クエリの形」ごとに優先順位を分けることが重要。
調査の概要 📊
本調査は、以下の内容で実施されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査期間 | 2026年2月〜4月 |
| 対象 | 日本語Google検索 33,201クエリ |
| データ取得 | 自社開発の検索結果モニタリングシステム |
| ラベリング | LLMによる5軸自動分類(人手検証済み) |
| 統計手法 | カイ二乗検定(全軸 p < 0.001で有意) |
各クエリには「購買ファネル分類(INTC)」「コンテンツ形式」「業種」「指名/非指名」「YMYL判定」の5軸ラベルが付与され、AIO表示率との関係が統計的に検証されています。
ファクト1: AIO表示を最も左右するのは「クエリの形」だった!🎯
5軸のラベルとAIO表示率の関係を比較した結果、表示率の差が最も大きく出たのは「コンテンツ形式(クエリの形)」でした。例えば、「○○とは」のような定義型クエリでは93.1%と非常に高い表示率を示しています。
| コンテンツ形式 | AIO表示率 | 件数 |
|---|---|---|
| 定義型(「〜とは」) | 93.1% | 3,263 |
| FAQ型(具体的事実を問う) | 84.1% | 5,605 |
| 方法型(「〜やり方」) | 77.6% | 2,917 |
| 比較型(「〜おすすめ」) | 77.0% | 4,642 |
| リスト型(「〜一覧」) | 68.8% | 5,773 |
| その他 | 67.5% | 11,001 |
同じ業種や商材を扱っていても、「○○とは」と「○○ おすすめ」ではAIO表示率に16.1ポイントもの差が生じます。このことから、「どの業種で勝負するか」よりも先に、「どのクエリの形で記事を作成するか」を整理することが、AIO対策の第一歩となるでしょう。

ファクト2: 「YMYLはAIOに出にくい」は誤解だった!😲
「健康・医療や金融といったYMYL領域では、Googleが慎重になるためAIOは抑制される」という見方がありました。しかし、実際の表示率はこれとは逆の傾向を示しています。
| 業種 | AIO表示率 | 件数 |
|---|---|---|
| 健康・医療 | 86.4% | 917 |
| 法律・士業 | 83.9% | 1,599 |
| 金融・保険 | 81.1% | 7,412 |
| 教育・学習 | 76.8% | 995 |
| IT・テクノロジー | 76.4% | 8,161 |
| マーケティング | 74.9% | 3,312 |
| 住宅・リフォーム | 74.4% | 992 |
| 不動産 | 74.4% | 944 |
| 人事・キャリア | 73.3% | 1,686 |
| 生活・暮らし | 68.5% | 2,666 |
| 美容・ファッション | 66.4% | 1,626 |
| 旅行・観光 | 55.0% | 591 |
| 飲食・グルメ | 51.6% | 787 |
上位3業種は健康・医療(86.4%)、法律・士業(83.9%)、金融・保険(81.1%)であり、これらはいずれもYMYL領域です。信頼できるソースが揃いやすいYMYL領域では、むしろAIOが表示されやすい可能性があると考えられます。一方で、表示率が低かったのは旅行・観光(55.0%)と飲食・グルメ(51.6%)でした。これらの分野は主観性やローカル性が強いクエリが多く、AIが一意の回答を生成しにくいことが影響しているのかもしれません。
ファクト3: AIO対策は、全キーワード一律で行う必要は無い!✨
単一軸では見えにくい「狙い目」が、クロス集計によって明らかになりました。すべてのキーワードを同じように対策するのではなく、「業種 × クエリタイプ」でAIO表示率を確認し、AIO対策と従来型SEOの投資配分を切り分けることが重要です。
AIO表示率が特に高い組み合わせ(AIO対策の優先候補)
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金融・保険 × Informational
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法律・士業 × Informational
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健康・医療 × Commercial
AIO表示率が低い組み合わせ(従来型SEOを優先しやすい領域)
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飲食・グルメ × Navigational
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旅行・観光 × Transactional
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美容・ファッション × Navigational

ファクト4: 指名検索でも、AIOは無視できない!🗣️
「指名検索では自社サイトに直接ユーザーが来るはず」という考えは、AIO時代においては見直しが必要です。今回の調査では、自社名で検索された場合でも約7割でAIOが表示されることが判明しました。
| 区分 | AIO表示率 | 件数 |
|---|---|---|
| 非指名(一般クエリ) | 77.5% | 25,132 |
| 指名(ブランド名含む) | 68.2% | 8,069 |
これは、ユーザーが自社サイトにアクセスする前に、AIO上の情報で第一印象が決まってしまう可能性があることを意味します。自社ブランドクエリで何が引用されているかを確認し、自社サイトの情報が適切に引用されるよう整備することが不可欠です。
SEO担当者が今すぐ確認すべき4つのポイント ✅
今回の調査結果に基づき、AIO対策で優先的に取り組むべきことは以下の4点です。
- まず、AIOが出る検索と出ない検索を分ける: すべてのキーワードでAIO対策をする必要はありません。自社の主要キーワードにおいて、AIOが表示されているものとされていないものを切り分けましょう。
- キーワードを「聞かれ方」で分類する: 「〇〇とは」「〇〇 やり方」「〇〇 おすすめ」「〇〇 一覧」など、クエリの形ごとに整理します。AIOは業種だけでなく、聞かれ方によって表示されやすさが大きく異なるためです。
- AIOが出やすい領域から、引用状況を確認する: AIOが出やすいクエリにおいて、自社サイトがAIOに引用・参照されているかを確認します。もし表示されているにもかかわらず自社情報が拾われていない場合は、改善の優先度が高い領域と判断できます。
- AIO対策と従来SEOの投資配分を分ける: AIOが出やすいクエリでは、AIに引用される情報設計を優先します。一方、AIOが出にくいクエリでは、従来通り検索順位やクリック獲得を重視したSEO施策に注力しましょう。
EmmaToolsは、AI検索時代のSEO運用を支援します 🚀
今回の調査から、AIO時代のSEOでは「どのキーワードを、どの順番で改善するか」の判断がより一層重要になることが明らかになりました。
EmmaToolsは、本調査のような検索結果データを活用しながらSEO記事の作成・リライト・改善を支援するAI機能搭載のオールインワンSEOライティングツールです。既存記事の改善、キーワード設計、リライト優先度の整理など、SEO運用の現場で必要なコンテンツ改善を強力にサポートします。
「どの記事から改善すべきかわからない」
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このような課題をお持ちの方は、ぜひEmmaToolsまでご相談ください。
調査手法の特徴 🔬
本調査は、以下の点で既存のAIO・AI検索可視化ツールや各種調査レポートとは異なるアプローチを取っています。
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一次データ: 汎用SEOツールのAPIではなく、実際のGoogle検索結果をリアルタイムに取得・解析。
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日本市場特化: 英語圏中心のグローバルデータではなく、日本語クエリのみを対象。
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5軸の複合ラベリング: クエリタイプ・コンテンツ形式・業種・指名判定・YMYL判定の5軸を同時付与し、クロス分析が可能。
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統計的検証: 全5軸でカイ二乗検定を実施し、有意差を確認(p < 0.001)。
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サンプル規模: 33,201件の実検索クエリに基づく定量分析。
株式会社EXIDEAについて 🏢
株式会社EXIDEAは、クリエイティブとデジタルマーケティングを融合した「カテゴリーデザイン」によって、企業の新たな成長を支援しています。AI機能を搭載した自社開発のマーケティングツールの提供と併せて、ビジネスの戦略策定から実行・改善まで一貫して伴走します。
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会社名: 株式会社EXIDEA
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所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座1-20-14 KDX銀座一丁目ビル4階
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代表者: 小川 卓真
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設 立: 2013年5月
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資本金: 1,500万円
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従業員数: 89名(連結)※2025年4月末現在
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事業内容: BtoBブランディング支援、BtoBマーケティング支援、動画制作・動画マーケティング、マーケティングツール開発提供、SEOコンサルティング、Webメディア運営
関連リンク
本件に関するお問い合わせ 📧
株式会社EXIDEA カテゴリーグロース本部 広報担当
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