調査概要:リモートワーク経験者1,009名が語る実態
この調査は、2025年11月27日から28日にかけて、全国のリモートワーク経験がある20歳から65歳の就業者1,009名を対象にインターネットで実施されました。目的は、職場の人間関係における心身の不調要因と、リモートワーク経験による価値観の変化を明らかにすることです。🔍
職場の「不調の種」:孤立感は共通の課題
調査結果によると、職場の人間関係における「心身の不調の種」として最も多く挙げられたのは、「必要なコミュニケーションが取りづらく孤立感を感じること」で22.2%でした。次いで、「上司の細かな進捗確認や頻繁な声かけ・常時監視されている感覚」(20.4%)、「オフィス内の派閥や人間関係の複雑さ」(20.3%)が続きます。

出勤形態別に見てみると、不調のパターンは異なりますが、「孤立感」はフルリモートからフル出社まで、全ての形態で20〜24%台と上位にランクインしており、出勤形態を問わない共通の課題であることが浮き彫りになりました。🗣️
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フル出社層: 「部署やチーム内での情報共有が滞り、仕事の進行に支障が出る」が24.6%で最も高い割合を示しました。
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フルリモート層: 「テキストコミュニケーションでの誤解やニュアンスの伝わりにくさ」が23.1%と、フル出社層を8.0ポイント上回っています。
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週1出社層: 「上司の細かな進捗確認や頻繁な声かけ、常時監視されている感覚」が28.1%と、全形態で最も高い結果となりました。


リモートワークが変えた「価値観」:自分のペース重視が突出
リモートワークを経験したことで、ビジネスにおける価値観や考え方にどのような変化があったか尋ねたところ、「一人で集中し自分のペースを大切にしたくなった」が39.0%で1位となりました。続いて「仕事と私生活のバランスを自分で整えたいと思うようになった」(35.4%)、「通勤など場所の制約に縛られない働き方を理想と感じるようになった」(23.4%)と続きます。🧘♀️

出勤形態別に見ると、この価値観の変化には大きな差が見られます。
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フルリモート層: 「一人で集中し自分のペースを大切にしたくなった」が51.9%と過半数に達し、フル出社層(33.1%)との間に18.8ポイントもの差がありました。これは、フルリモート環境が個人のペースを重視する価値観を強く育むことを示唆しています。
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週2出社層: 「仕事と私生活のバランスを自分で整えたいと思うようになった」が44.3%と、全形態中最も高い結果でした。


男女別・年代別に見る傾向
性別では、男性が「上司からの監視感」を不調の種として挙げることが女性より7.3ポイント高く、女性は「オフィス内の派閥や人間関係の複雑さ」や「テキストコミュニケーションでの誤解」を男性より高く感じています。価値観の変化では、女性が「主体的なワークライフバランス」や「通勤など場所の制約に縛られない働き方」を男性よりも強く意識していることが分かりました。👩💻👨💻

年代別では、20代が「上司からの監視感」を32.6%と最も高く感じており、60代(11.8%)との間に20.8ポイントもの大きな差があります。若年層ほど上司からの監視に敏感であると言えるでしょう。💡

現代の働き方と組織運営への示唆
この調査結果は、現代の企業が従業員の心身の健康と生産性を維持するために、柔軟な働き方の提供と、各出勤形態に合わせたコミュニケーション戦略の重要性を示唆しています。
「孤立感」という共通課題の解決には、オンライン・オフラインを問わず、質的・量的なコミュニケーションの改善が不可欠です。また、フルリモート層に顕著な「自分のペース重視」の価値観に対応するためには、従業員の自律性を尊重し、成果に基づいた評価制度の導入がより一層求められるでしょう。🤝
詳細な調査レポートは以下からご覧いただけます。
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この調査結果が、読者の皆様の働き方を見つめ直し、より良い職場環境を築くための一助となれば幸いです。🌈