金価格高騰、それでも売らない日本人─「なんとなく保管」が最多に【500人調査】
近年、ニュースや経済番組で頻繁に耳にする「金価格の高騰」。安全資産としての注目度が高まる一方で、実際に金製品を「売る」「査定する」といった行動に踏み切っている人は、どれほどいるのでしょうか?
この疑問を解き明かすため、貴金属買取サービスを手掛ける買取虎福とプラスト株式会社が共同で、全国の40歳~69歳の男女500名を対象に「金に関するアンケート調査」を実施しました。この調査では、金価格に対する認知度、金製品の保有状況、売却に踏み切れない理由、査定への関心、売却時に重視されるポイントなどが明らかにされています。
「金は気になるけれど、なぜ行動に移さないのか?」という消費者のリアルな心理を探ってみましょう!
金価格高騰の認知度:半数以上が「なんとなく聞いたことがある」程度 👂
まず、ここ数年の金価格の高騰をどの程度意識しているか尋ねたところ、「よく意識している」と回答した人は28.6%(約3割)にとどまりました。一方で、「なんとなく聞いたことがある」と回答した人は57.0%と半数を超えています。
この結果から、多くの人がニュースなどを通じて金価格の上昇を認知しているものの、日常的に価格をチェックしたり、資産として強く意識している層は限られていることが分かります。中には「全く知らなかった」という人も14.4%存在しており、関心の度合いには大きな個人差があるようです。

金は「値上がりしているらしい資産」として広く知られつつも、株式や為替などと比べると、「自分ごと」として捉えられていない人も少なくない実態が浮き彫りになりましたね。
「売れるかもしれない金製品」、6割以上が「おそらく無い」と回答 💍
次に、自宅に「売却できるかもしれない金製品」があるかを尋ねたところ、「おそらく無い」と回答した人が64.8%と、6割以上を占めました。
「自分の家には売れるような金製品はない」と認識している人が多く、金製品を資産として意識する機会自体が少ないことがうかがえます。

しかし、「明確にある(指輪・ネックレスなど)」(14.0%)、「あるかもしれないが把握していない」(9.0%)、「昔もらったものがありそう」(4.6%)といった回答も見られ、約3割弱の人が金製品を持っている可能性があることも分かりました。金価格が高騰している今、一度ご自宅のジュエリーボックスなどをチェックしてみるのも良いかもしれませんね。
金製品が「売られずに眠る」最大の理由は「なんとなくそのまま」 💤
金製品を売らずに保管したままになりやすい理由について尋ねたところ、最多は「なんとなくそのままにしている」(37.2%)でした。
価格や手続きへの不安以前に、明確なきっかけがないまま判断を先送りにしている状態が、売却されない最大の要因であることが分かります。続いて多かった理由として、「安く買い叩かれそうで不安」(28.8%)、「売るタイミングが分からない」(26.4%)、「店舗に行くのが面倒」(25.4%)が挙げられました。

「思い出があり手放しづらい」(21.0%)という回答も一定数見られ、金製品が単なる換金可能な資産としてだけでなく、感情的な価値を持つ存在として捉えられているケースも多いようです。積極的に売らないというより、「決めきれずに止まっている」状態の人が多いことが示されました。
「無料で価格が分かる」なら、約半数が査定に関心あり 💡
「もし無料で価格だけ分かるとしたら、金の査定をしてみたいか」を尋ねたところ、「ぜひしてみたい」(8.2%)と「少し興味はある」(41.2%)を合わせて49.4%となりました。
売却する意思はなくても、「まずはいくらになるのか知りたい」という層が約半数存在していることが分かります。これは、現時点で積極的な売却意向はないものの、「価格や条件次第では検討したい」と考える潜在層が一定数存在していることを示唆しています。

金価格の高騰が続く中、多くの人が「売る・売らない」という判断以前に、まずは「いくらになるのかを知りたい」という段階で立ち止まっている状況が浮かび上がりました。価格の透明性や納得感のある説明、安心して利用できる環境が整えば、今後行動に移る人が増える可能性も考えられますね。
金を売却するなら最重視されるのは「査定金額の高さ」 📈
売却時に重視したいポイントでは、「査定金額の高さ(相場を反映しているか)」が66.4%で最多となりました。金価格が高騰している局面において、やはり「いくらで売れるのか」「相場に見合った金額なのか」を最優先に考える人が多いようです。
しかし、価格だけでなく、「査定時の説明が丁寧・分かりやすい」(40.0%)、「会社規模や運営実績がしっかりしていること」(30.6%)といった回答も多く、金額の根拠や信頼性が重視されていることが分かります。

また、「現金化までのスピード」(29.6%)が3割近くにのぼっている点から、「できるだけ早く、手間なく現金化したい」というニーズを持つ層も一定数存在していることが分かります。金の売却は、単純に「高く売れるかどうか」だけでなく、「価格」「説明の分かりやすさ」「取引先への信頼感」といった複数の要素を総合的に見て判断されているのですね。
金価格が上がっても「すぐ売る」はわずか6.2% 🐢
今後、金価格がさらに上昇すると感じた場合の行動について尋ねたところ、最も多かった回答は「特に何もしない」で50.2%となりました。金価格の上昇を意識していても、半数の人がすぐに売却などの行動には移らず、現状維持を選択していることが明らかになりました。
また、「価格を見ながらタイミングを待つ」と回答した人も43.6%にのぼっており、金価格の動向を注視しながらも、「今はまだ売り時ではない」と慎重に判断している層が非常に多いことがうかがえます。一方で、「すぐに売却を検討する」と回答した人はわずか6.2%にとどまりました。

多くの人が「まだ価格が上がるかもしれない」「今売るのは早いのではないか」といった期待や迷いを抱え、売却判断を先送りにしている様子が見て取れます。金は価格変動が注目されやすい資産である一方、実際の売却行動には慎重さが伴い、「価格が上がったら売る」という単純な判断では動かない、そんな生活者のリアルな心理を示す結果となりました。
まとめ:金は「気になる資産」だが、行動には結びつきにくい 🧐
今回の調査から、金価格の高騰は広く認知されている一方で、実際の売却・査定行動にはなかなか結びついていない実態が明らかになりました。金は、価値を感じつつも「判断を後回しにされやすい資産」であり、40~60代においては特に、慎重で様子見の姿勢が強い傾向が読み取れます。
一方で、「無料で価格が分かる」「納得できる説明がある」といった条件が整えば、行動に移る可能性を秘めた層が一定数存在することも示されました。まずは、ご自宅に眠っているかもしれない金製品の価値を調べてみることから始めてみてはいかがでしょうか? きっと、新たな発見があるでしょう。
参考情報 📝
本リリースの内容は、買取虎福とプラスト株式会社の共同調査によるものです。
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