- 2026年2月6日
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株式会社ザ・ファージは、株式会社明治、そして国立大学法人千葉大学との共同研究により、非糖尿病の成人を対象とした大規模な介入研究で、「同じ食品を摂取しても、血糖の効き方には人それぞれ違いがある」という重要な知見を明らかにしました。この研究成果は国際学術誌『The Journal of Nutrition』に掲載され、大きな注目を集めています。

近年、政府は健康寿命の延伸と社会保障制度の持続可能性を目指し、「攻めの予防医療」を推進しています。発症後の治療だけでなく、日常生活における体の変化を早期に捉える仕組みが求められる中、ザ・ファージは持続血糖モニタリング(CGM)を用いて日常の血糖変動を可視化し、従来の健康診断では見えにくかった代謝状態の変化を把握する技術基盤を構築しています。
本研究では、非糖尿病の日本人成人303名が84日間、特定のヨーグルト(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus 2038株とStreptococcus thermophilus 1131株で発酵させたヨーグルト)を毎朝200g継続摂取しました。その間、CGMで血糖変動を記録し、摂取前後の腸内細菌叢も解析されました。

血糖指標の有意な改善: ヨーグルト摂取後、平均血糖値、血糖の振れ幅、血糖変動のなめらかさという3つの指標全てが有意に改善しました。
腸内細菌叢の変化: 酪酸産生菌など、代謝に関わる腸内細菌が増加しました。
個人差の鍵は腸内細菌叢: 摂取前に酪酸産生菌が多い人ほど改善効果が大きいことが判明しました。一方で、一般的な血液検査値や遺伝的指標は効果の個人差とは関連がありませんでした。このことから、効果のばらつきを説明する鍵は腸内細菌叢にあることが強く示唆されました。
この研究は単群介入研究であり、ヨーグルトの効果を確定づけるものではありませんが、日常生活下での食品摂取と血糖動態の関係をCGMで詳細に捉えた点に大きな特徴があります。成果は、2026年5月19日に国際学術誌『The Journal of Nutrition』にオンライン掲載され、同年5月22日には第69回日本糖尿病学会年次学術集会でも発表されました。
ザ・ファージは今後、食品・製薬企業や研究機関との連携をさらに深め、生活者一人ひとりが自身の血糖変動を理解し、日々の食事や生活習慣を見直せる仕組みづくりを進めていくとのことです。誰もが持つ身近なデータである血糖を起点に、社会的に関心が高まる予防医療の広がりに貢献していくことが期待されます。
株式会社ザ・ファージ 代表取締役 CEO 德永翔平氏は、「『体に良い』とされる食品でも、実際にどれだけ効くかは人によって違う――今回の研究は、その見過ごされてきた事実を、CGMと腸内細菌叢の大規模データで可視化できた点に意義があると考えています。私たちは、血糖という身近なデータを起点に、一人ひとりに合った予防のかたちを社会に実装していきたい。明治様、千葉大学様との共同研究は、その大きな一歩です。」と述べています。

德永翔平氏のXアカウント: https://x.com/TOKUNAGA_Shohei/
株式会社ザ・ファージ 最高科学責任者 CSO 川上英良氏は、「これまで食品や薬剤の効果は『平均的に効くかどうか』で評価されることが一般的でしたが、本研究は、同じ食品でも効き方に個人差があり、その背景に腸内細菌叢が関与する可能性をデータに基づいて示した点に学術的意義があります。CGMによって日常生活下の血糖変動を連続的に捉えることで、従来の健診では見えにくかった代謝状態・生活習慣の違いを可視化できる時代になりつつあります。今後も、一人ひとりに適した予防・介入を科学的に提案できる個別化予防医療の実現を目指して研究を進めてまいります。」とコメントしています。

会社名 :株式会社ザ・ファージ ( THE PHAGE, Inc. )
代表者 :代表取締役 CEO 德永 翔平
設 立 :2021年7月15日
所在地 :〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目16-8 VEIL SHIBUYA 2F
事業内容:持続血糖モニタリング(CGM)等の生体・行動データ解析を基盤とした、生活習慣病リスクの早期把握と個別化予防介入に資するヘルスデータ解析プラットフォーム事業
本研究に関する詳細な情報や、研究に用いられた食品に関する具体的な内容は、株式会社明治より同日付で発表されたプレスリリースも参照すると良いでしょう。このリリースは研究知見と解析技術に関するものであり、特定の製品の効能・効果を保証・推奨するものではありません。また、特定の食品の摂取を推奨したり、医療上の助言を提供したりするものでもありません。
内閣官房「攻めの予防医療に向けた性差に由来するヘルスケアに関する副大臣等会議」第5回 議事次第(令和8年5月25日)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seme_no_yobouiryou/dai3/sanko1.pdf
TBS NEWS DIG「佐藤副長官“攻めの予防医療” 今年夏の『骨太の方針』日本成長戦略に反映へ」(2026年5月25日)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/withbloomberg/2683356
論文:Sugimoto et al., The Journal of Nutrition. 2026 May 19 (in press)